名刺管理アプリ「CamCard」

スマホで利用できる名刺管理アプリのひとつ「CamCard」についてチョコっとだけ解説。
iPhoneやアンドロイド携帯で利用できる名刺管理アプリは数えきれないほどあります。一長一短、評価も人によって大きく異なりますので、一概には言えませんが、私(岸本)が使ってみて便利だった「CamCard」のご紹介とチョコっと解説。

※「CamCard」をスマホ単体だけでなく複数のスマホやタブレットでデータ同期させたい場合には、いきなり使い始めずにまずはユーザーアカウントを登録する作業からはじめておきましょう。(「CamCardの名刺データを共有する」参照)

名刺管理アプリ

スマートフォン(iPhoneやアンドロイド携帯)のビジネス活用で、結構多くの方が利用しているのが「名刺管理アプリ」。なんといってもその便利さ・特徴は以下の2点に尽きます。

  1. 名刺を携帯のカメラで撮影すると、名刺に書かれている名前や会社名、住所、メールアドレスなどの情報を読み取って保存してくれる。
  2. 保存した名刺の内容を、携帯のアドレス帳に追加して管理できる

ビジネス交流会や、商談会などで名刺交換するとなると、一度に数十枚も名刺が増えることは珍しくありません。
以前はスキャナで名刺を一枚一枚スキャンして、それをデータとして読み込んで・・・という作業をしていました(ScanSnapに付属の名刺管理ソフトが結構秀逸でしたから、これはこれで便利でした)。けれども、「頂いた名刺を事務所へ持ち帰り、次の日とか後日時間のあるときに・・・なんてやってると、いつの間にか忘れて、名刺ボックスの中に入れたままになっちゃってる、なんてことも多々。

そこで数年前iPhoneに変えた時、いち早くこの「名刺管理アプリ」を片っ端から試してみたのですが、どうもピンと来なくて、使うのをやめてしまっていました。ピンと来なかったのは次の2点。数年前に使ったときは、

  • 案外値段が高い(数百円~千円以上するのも珍しくない)
  • アプリ内で管理はできても、それをGoogleアカウントのアドレス帳に直接追加するとか、そういう「他のソリューションとの連携」がイマイチ

ところが、最近ちょっとしたきっかけで再度名刺管理アプリを使ってみる気になって色々探していたら、数年前とは大きく様変わりしていて、かなり便利で秀逸なものが増えている事に気づきました。
そこで試しにと思って思い切って購入したのが「CamCard」というアプリ。
iPhone版のアプリは有料で1,500円と少々高めですが、使ってみるとその金額が惜しくない、というすぐれものでした。
その実際の様子をチョコっとだけ紹介

名刺の撮影~取り込みの実際

画面イメージ

試しに自分の名刺をやってみました。
アプリをインストールして起動すると、右のような画面になります。(すでに何枚か名刺を取り込んであるので、既存のデータ一覧が出てきます)
名刺を机の上に置いて、アプリで写真を取ります。
画面下のカメラのマークをタップ

写真をパシャリ。以前はピントを合わせるのに結構苦労した覚えがあるんですが、最近CamCardはどんどん色んな改善がされているようで、タップすると自動でピントを合わせて撮影してくれます。

撮影が終わると、撮影した名刺の画像を自動でスキャンします。

ものの数秒でスキャンは終了。

スキャン終了すると、名刺データの編集画面に自動で切り替わります。
アプリの機能としては、この画面で、名前とか電話番号、メールアドレス等を編集することが出来るようになっています。
スキャンした文字が誤って認識されてしまったのをここで編集する、というわけですが・・・僕の名刺では、ほとんど修正する箇所がありませんでした。
これ以外にも、最近頂いた名刺を何枚かやってみたのですが、縦の名刺も横の名刺も、さくさく認識してくれます。
名前や住所がよほど変わったフォントや筆文字などで書かれていない限り、かなりの精度で正確に認識してくれるようです。
これはホントに便利!
名刺アプリに求めていた項目1の点については、ほぼ100%満足行くものでした。

編集を終えたら「保存」をタップ。するだけでOK。

残念ながらこの先の画像はキャプチャしてないので掲載出来ませんが・・・保存先を「Camcardのアドレス帳」か、スマートフォンのアドレス帳か、あるいはその両方か、選べるようになっています。(Camcardのアドレス帳はいくつかの分類に仕分けできるようになっているようです)

これもまた非常に便利!無料アプリや他のアプリでは、「そのアプリ独自のアドレス帳の中にしか保存できない」というのが多いのですが、Camcardは「スマートフォンのアドレス帳」にダイレクトに保存ができます。

また、私の場合、スマートフォンはGoogleアカウントのアドレス帳と連動しているので、結果的にCamcardで取り込んだ名刺情報はそのままGoogleのアドレス帳に追加できるということになります。
そう、これで私が名刺アプリに求めている項目2についても、完全にクリアできてしまったんです、ね。

これは使わない手はない!ということで、このアプリを導入以来、いただいた名刺をガンガンこれで登録しています。

ちなみに、Camcardはクラウド上のサービスも提供していて、アプリを購入してCamcardのサイトにアカウント登録すると、Camcardアプリ内のアドレス帳に保存した名刺情報を、専用のWebサイト上で同期して編集することができるようです。

まあ、私の場合はGoogleContact上で全部編集しちゃうから、この機能は必要ないといえば必要ないのですが・・・Googleアカウントを利用していない方には、この機能はスゴく便利かもしれません。

なお、CamCardは現在「個人版」と「法人版」とにわかれているようです。個人事業主・小規模事業者の方なら、法人版じゃなくて個人版で十分だと思いますが・・・法人版に関心のある方は、CamCard公式ページにてご確認下さい。

ご注意ください

私どものこの解説ページをご覧になって、私どもがCamCardの開発元・販売元だと思ってお問合せいただくというケースが増えています。
申し訳ありませんが、私ども岸本ビジネスサポートはCamCardの開発元でも販売・提供元でもありませんし、またコールセンターのようなところでもありません
これをお読みいただいている読者の皆様と全く同じ「一ユーザー」という立場でこの記事を書いています。
CamCardが動作しない、データが消失した、ログイン出来ないなど、アプリの動作についてのご質問やお問合せは承ることが出来ませんので、あらかじめご了承下さい。

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