MFクラウドで勤怠管理を始める際の設定注意点

クラウド会計システム「MFクラウド」で、会計ソフトと一緒に給与計算ソフトを利用する事業者様は少なくないと思います。そのMFクラウド給与を利用するのに当たって「勤怠管理」までも同時に利用したいという場合の、導入時の設定にご注意を、という解説です。

MFクラウドに含まれるもの

MFクラウド会計を使い始める際の料金体系は、この解説記事執筆時点では、「スモールビジネス」「ビジネス」「エンタープライズ」の3種類があります。それぞれの料金プランで出来ること・出来ないことがもちろん異なりますが、共通して以下のものは含まれています(つまり、プランの料金だけで追加無しで利用できます)

  • 経費精算
  • 給与計算
  • 勤怠管理
  • 社会保険手続き
  • 請求業務
  • マイナンバー管理

請求・社会保険などはまた別の機会に解説しますが、取り急ぎ「勤怠管理」機能を使い始める際に、うっかり陥りやすいミスについて解説します。

MFクラウド給与≠勤怠管理

MFクラウド給与は、給与計算のクラウドシステムです。「給与計算」と言うと、かなりの割合の方が「勤怠管理も含まれる」と思われると思いますが、MFクラウドでは「給与計算」のシステム(機能)に、「勤怠管理」は含まれておらず、別物になっています。

それが「MF勤怠管理」です。

MF勤怠管理は、給与計算・会計システムとは別に独立して動いているようなので、MFクラウドの有料版の利用を申し込んで、会計・給与計算を始めても、そのままでは「勤怠管理」機能が使えません。別途登録・設定する必要があります。

また、登録の際にはMFクラウド勤怠利用は「MFクラウド会計・給与の有料版利用の一環だ」ということを紐付けて設定する必要があります。(設定しないで勤怠管理だけ独立して使っていると、別途料金がかかってしまう上に、さらに給与計算にはデータが反映されなくなります)

MFクラウド勤怠と給与の連携設定

MFクラウド勤怠を、有料プランの一環として利用するためには、「MFクラウド給与」と連携する設定を行う必要があります。これを行うことで、勤怠管理でつけた勤務記録が、給与計算の情報に反映されるようになります。手順は以下のとおりです。

MFクラウド勤怠へログインする

MFクラウド勤怠へログインします。(全権管理者ユーザーでログインして下さい)

画面右上に「全権管理者メニュー」というのがありますので、ここをクリックして「連携」という項目をクリックします。

APIキーのコピー

連携画面に、図のように「API KEY」というのが表示されます。これをコピーします。

MFクラウド給与へ移動

MFクラウド勤怠を離れて、MFクラウド給与へログインします。

図のように左側のメニューから「連携設定」をクリックし「MoneyForwardクラウド勤怠’の「編集」をクリックします。

APIキーの貼り付け

「マネーフォワードクラウド勤怠連携」という画面が表示されますので、図のように「接続文字列」の欄に、先程コピーしたAPIキーを貼り付けます。

貼り付け後「更新する」ボタンをクリックしたら、連携完了です。

MFクラウド勤怠スタートから1ヶ月以内に

注意点がひとつ。

MFクラウド勤怠は、利用開始時に「会社ID」「パスワード」を登録してスタートします。最初は無料で全ての機能を利用できますが、利用開始から1ヶ月以内にMFクラウド給与と上記の連携をしないと、MFクラウド有料版のサービスの一環として追加料金なしでは利用できなくなります。くれぐれもご注意下さい。

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