小規模事業者のための勤怠管理ITシステム

従業員さんの給与計算の元となる「勤怠管理」。以前はタイムカードみたいな物理的な紙に打刻したものを集計するのが一般的でしたが、最近はIT活用でさまざまな勤怠管理ITシステムがあります。このページでは小さな会社・小さなお店でも使えそうな勤怠管理のITシステムやクラウドサービスをご紹介します。(以下、いくつか具体的な紹介をしていますが、紹介順序に意図はありません。)

TabletTimeRecorder(タブレットタイムレコーダー)

iPadをタイムレコーダー代わりにして勤怠記録を打刻するアプリです。iPadが必要。アプリは無料ダウンロードできます。勤怠を記録する従業員数3名までは無料で利用できますが、それ以上になると10名単位で月額利用料を支払う必要があります。

https://www.tablet-time-recorder.net/

特徴 料金 人数 打刻方法 留意点
使いやすくシンプルな操作が特徴 フリープランなら0円(3人まで) 無制限 タブレットでタッチ入力

IEYASU(いえやす)

期間・人数に制限がない完全無料プランが用意されているのが魅力なクラウドサービスです。

https://www.ieyasu.co/

特徴 料金 人数 打刻方法 留意点
完全無料プランが用意されているのが最大の魅力。 フリープランなら0円 無制限 スマホ、タブレット、ICカード
LINEやslackからも打刻可能

ジョブカン

10名までの無料プランがあるクラウドサービス。

https://jobcan.ne.jp/

特徴 料金 人数 打刻方法 留意点
シンプルで使いやすく、カスタマイズ性に優れている 無料プランあり(10名まで) 無制限 スマホ、タブレット、ICカード データ保持期間が30日と短いので注意が必要

jinger勤怠

https://hcm-jinjer.com/

特徴 料金 人数 打刻方法 留意点
導入・操作のシンプルさに定評がある 300円~ 無制限 PC、スマホ、タブレット、ICカード 勤怠管理以外の機能が多彩

KING OF TIME(キングオブタイム)

https://www.kingoftime.jp/

特徴 料金 人数 打刻方法 留意点
多彩な打刻手段に対応。業務の拡大・拡張などに対応しやすいかも 1人あたり300円 無制限 ICカード、スマホ、顔認証、パスワード認証、指紋認証などさまざま その月勤怠が発生した人数分だけ支払えば良い(登録している従業員全員分ではない)

Pochikin(ポチキン)

https://pochikin.com/

特徴 料金 人数 打刻方法 留意点
無料で利用できるサービス 無料 1社50人まで PC・タブレット上などで出退勤を登録

スマレジタイムカード

POSレジクラウドサービスのスマレジが提供している勤怠管理システム。

https://timecard.smaregi.jp/

特徴 料金 人数 打刻方法 留意点
勤怠管理だけなら30名まで無料なのが嬉しい。 無料~2,200円/月(その他上位プラン・追加利用料金もある) 無制限 画面タッチ・PCやスマホから記録・顔認証 iOS端末が必要

フリーウェイタームレコーダー

https://freeway-timerecorder.com/

特徴 料金 人数 打刻方法 留意点
完全クラウド型。打刻に対応しているICカードが豊富 10人まで無料
11人以上は月額1,980円
無制限 スマートフォン、ICカード シフトの管理などカスタマイズが出来ないのが難点かも?

KOKODAS USBタイムレコーダー

https://www.kokodas.jp/product/usb-timeclock/

特徴 料金 人数 打刻方法 留意点
月額利用料0円、5名まで永久無料 10人まで無料
11人以上は月額1,980円
無制限 ICカード Google(Android)タブレットが必要
USBICカードリーダーが必要

 

勤怠管理システムを選ぶ際の注意点

勤怠管理は「給与計算をするために必要な、従業員さんの勤務の状況を記録し管理する」ためのものです。どういう記録をする必要があるか?は、事業所や会社・お店によって様々です。複雑な勤務体系や、勤務状況によって給料の手当・控除などの種類がたくさんあるという場合には、カスタマイズが柔軟にできる必要があります。逆に、シンプルな勤務体系や給与計算であれば、場合によっては「打刻時間さえ分かれば良い」ということもあります。

料金・内容などを比較するのと同時に、ご自分の会社・お店の勤務体系がどうなっているのか?今後どう整備していくのか?も合わせて考えながら選ばれるのが良いでしょう。