フリーランスミュージシャンのためのインボイス対策~3~

(3)ミュージシャンの収入の税金ってどうなってるの?

フリーランスのミュージシャンの方の場合、収入の元となっているものは色々あると思いますが、例えば

  • ライブハウスなどでの演奏活動に対するギャラ
  • レコーディングなど作品制作して販売した際の売上
  • アマチュアの方などへのレッスンなどの講師をした際のレッスン料

などなど・・・ところで、こういう収入の「税金」ってどうなってるの?という話を理解しておきましょう。

例えばライブハウスでライブ演奏をした際にライブハウスから支払われるギャラなどは、満額全部あなたの「取り分」になる訳ではなくて、「所得税」と「消費税」の部分は税務署に納税されます。

  1. 大抵の場合、「所得税」にあたる部分は、あなたにギャラとして支払われる前に差し引かれます(よく言う「天引き」というやつです)。
  2. あなた(ミュージシャン)には、源泉所得税が差し引かれて残りの「正味のギャラ」+「消費税」が支払われます。(この部分がすごく大事なので赤字で大きくしておきました)

今回「インボイス制度」というやつで問題になるのは、この「正味のギャラ」と「消費税」の部分になります。「源泉所得税(天引き)」の部分も税金の話ですが、ここではややこしくならないように「消費税」の話だけに絞りましょう。

 

 

 

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