OutlookにGmailを設定する(別アドレスで送信できるようにする)

Gmail(GoogleApps)のメール設定を、MicrosoftOutlookへ設定する方法。Gmail側で「別アドレスでの送信」を設定している場合の方法も含めて解説します。

GmailのメールをOutlookで利用する

このページの解説は、GoogleのGmailを利用していて、それをMicrosoftOutlookへ設定して使いたいという場合の設定方法やポイントを解説しています。Outlook2013を元に説明しておりますが、他のバージョンのOutlookでも基本的な理屈は同じです。
また、GmailはGSuiteでの利用をしている場合を事例にしていますが、普通のGoogleアカウント、Gmailアドレスでも同じ設定が出来るはずです。

なお、このページでは「GmailをOutlookで利用できるようにするとともに、Gmail側で送信元アドレスを別アドレスに指定している場合の運用も出来るようにする」という内容を解説しています。前半の「GmailをOutlookで利用できるようにする」の部分は、こちらの解説内容と基本的に同じです

GmailをOutlookへ設定する

単に「GmailをOutlookへ設定して使いたい」だけの目的の方は上記のページをご覧いただければOKだと思いますのでこちらを参考にしてください。

Google側で事前に行っておく設定

GmailをMicrosoftOutlookに設定するためには、GoogleAppsとGoogleアカウントで事前にセキュリティの設定をしておく必要があります。それらの設定については上記でご紹介した記事の前半「Googleアカウントの設定」の部分と「Gmailの設定」部分で説明してあるとおりです。

Outlookでの設定

MicrosoftOutlookを開き 「メニュー」→「アカウント情報のアカウント追加ボタン」をクリックします。

アカウントの追加画面が開きますので、画面下の方の「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする」を選択して「次へ」をクリック

メールアカウントの種類を選ぶ画面になりますので、「POPまたはIMAP」を選択して「次へ」をクリック

詳細なメールアカウント情報を入力する画面になりますので、各情報を入力します。で、ここが大切なポイントです。

「電子メールアドレス」欄は、通常の場合はGmailのアドレス(○△□@gmail.com)を入力します(GoogleAppsの場合は独自ドメインでのアドレスです)

アカウントの種類: IMAP
受信メールサーバー: imap.gmail.com
送信メールサーバー: smtp.gmail.com

で、「アカウント名」の欄はGmailアドレスをもう一度入力。

ただし、Gmail側の設定で「別アドレスから送信」するように設定している場合は、以下のように設定を変えます。

  • 電子メールアドレス:「送信元として設定した別アドレス」を入力
  • アカウント名: Gmailのアドレス。

※例えば私の場合、GoogleAppsで設定したGmailアドレスは「kishimoto@kspc-biz.com」ですが、送信元として設定してある別アドレスが「fwnv3101@nifty.com」です。Gmailを使いたいんだけど、送受信するアドレスは既存の別アドレスだ、という場合にこの設定をします。

各項目を入力し終えたら次へをクリックせずに「詳細設定」をクリックします。

詳細設定画面では、まず「送信サーバー」の欄で「送信サーバーSMTP)は認証が必要」の欄にレ点チェックを入れます。

次に詳細設定欄で受信サーバーと送信サーバーのポート番号を設定します。

受信サーバーのポート番号 993
受信サーバーの暗号化接続種類: SSL

送信サーバーのポート番号 587
送信サーバーの暗号化接続の種類 TLS

ここまで設定し終えたら「OK」をクリックして詳細設定画面を終了させます。

元の画面に戻りますので「次へ」をクリック

アカウントのテストが行われます。タスクらんの受信と送信がそれぞれ完了したら「閉じる」をクリックして画面を閉じて下さい。

アカウントの設定に間違いがあると、このテストが完了せずにエラーメッセージが出ます。その場合は、何らかの設定ミスなので、はじめから落ち着いてやり直しましょう。

最後に完了画面がでたら「完了」をクリックして、これで設定終了です。

あとは、普通にOutlookを使用するのと同じ容量でメールを送受信することが出来ます。

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