Windows10を使っていて、LAN内の共有コンピュータや共有フォルダが表示されない場合の対処方法その3。今回のはセキュリティソフトに関する設定解説です。
弊社の経験を元に解説しています。この方法で、LAN内の共有フォルダにアクセスできなかったのができるようになったケースが何度かあります。ただ、これがセキュリティ的に大丈夫なのか?については保証をしません。参考にして同じように設定をされる場合は、あくまで自己責任にてお願いします。
ESET InternetSecurityを利用している前提
今回の解説は、セキュリティソフトに「ESET Internet Security」を利用している事が前提です。他のセキュリティソフトでも、考え方としては同じ方法で対応できることもあるかもしれませんが、その点については言及もしませんし確証もありませんので、予めご了承ください。
ネットワーク保護設定
設定画面を出す
図のようにESET InternetSecurityの設定画面を開きます。
画面左の「設定」をクリック
詳細設定
ネットワーク保護
ネットワーク保護メニューをクリックし「詳細→ルールの編集」をクリックします。
ファイアウォールルール
図のような画面になりますので「追加」ボタンをクリックしてファイアウォールルールの追加を行います。
ルールの追加
図のようなルールの追加画面になりますので、ここで「LAN内の通信許可」をします。図では、「双方向(外向き、内向き両方)」について「すべてのプロトコル(通信)」を「許可」する設定にしています。
LAN内にあるネットワーク複合機からスキャンしたデータをPC内のフォルダへ取り込む、などの通信が不本意にブロックされたりしないようにするためです(←厳密にやるなら、こういったすべての処理について通信プロトコル・ポート番号などを調べて一つ一つ許可・拒否設定をするのですが・・・筆者の事務所内ではLAN内であればOKにしてしまってあります・・・ここんとこは、本当は厳密にヤルべきなんだろうなあと思いつつ^^;)
ローカル範囲の指定
上記ルールの追加の際に、どの範囲を許可するのか、どのポートを許可するのか?を指定するのが「ローカルタブ」のメニューです。ちなみに筆者の事務所では、ここで「通信許可する機器のIPアドレス」を列挙して許可するように指定しています(無制限にどの機器から、どんな範囲からでもOKにしてしまうのはさすがにコワいので^^;)
他のセキュリティソフトでも考え方は同じです
今回の解説では「ESET Internet Security」を例に解説しましたが、基本的に他のセキュリティソフトでも考え方は同じです。セキュリティソフトでは、セキュリティを保つために既定の設定ではたいてい「疑わしいデータのやり取りは遮断する」という設定になっていると思います。これらの設定から「例外的にこの操作・この範囲だけはOKにする」という設定をすることで、当該PCやIT機器間でのデータのやり取りや処理ができるようになる・・・はずです。
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