「今更聞けない」シリーズ、今回は「パソコンで年賀状を作る」についてです。特に「事業経営していてお取引先様などへ年賀状を出すのに、年賀状ソフトはどれを使えば良い?」という解説。
年賀状ソフトいろいろ
いわゆる「年賀状ソフト」というのも今では実に様々な種類が出ています。全部挙げたらキリがないのでいくつか代表的なものをご紹介しておくと・・・
筆まめ
多分最も使い勝手がよく売れている年賀状ソフト(だろうと筆者が勝手にそう思っているだけかも?)
通常版5,200円(税抜)と、やや本格的な価格ですが、継続的に使っている方のバージョンアップや他ソフトからの乗り換え版だと3,280円(税抜)くらいとお手頃です。
筆者ももう10年近くこれを使っています。宛名用の住所録データと文面データを別々に独立して作れる上に使い勝手がかなり洗練されているのが魅力です。
筆王
値段も標準版で3,980円(税抜)と筆まめに比べてちょとお得です。
ただ、宛名印刷用の住所録と文面デザインを紐づけながら作業をしなければならないところがちょっと使い勝手に慣れが必要。
筆ぐるめ
こちらも結構お使いの方が多いソフト。ずっと以前は富士通系のパソコンにプリインストールされていることの多かったソフトです。
慣れるとサクサク年賀状をつくるのにとっても効率よく出来るんですが、ちょっと操作感や作り込む時の考え方が独特なので、慣れるまでには時間がかかるかも?ずっと使い続けている方にはたまらない便利さのようです。
年賀状ソフトじゃなくても出来る
年賀状をパソコンで作って印刷・・・と言う時に作業は大きく分けて2つあります。ひとつは「宛名印刷をする」。もうひとつは「文面(ハガキデザイン)を作る」。
文面を作るのは年賀状ソフトじゃなくても全然OK
文面の方は、年賀状ソフトを使わなくても十分別の方法で作ることが出来ます。例えば、図のデザインは弊社が2018年の年賀状として作成したデザインですが、これは本屋さんで500円で売ってた「年賀状デザイン」という本に付いてたCDからデザインデータを取ってきて、右下にロゴを配置しただけのものです。
作成にあたっては、Wordを使ったので年賀状ソフトは必要ありませんでした。
こんな風に文面作成は「ハガキの文面を画像や文章でレイアウトする」という目的を果たせば良いだけなので、これなら年賀状ソフトは必要ありません。Wordとか、なんならPowerpointとか、あるいはラベルマイティとか、さまざまな別ソフトで代用ができます。
ただ、干支のイラストや年賀文字などの画像データは、色んな所から探して取得してくるより、年賀状ソフトに付属でついてくる画像から選んじゃったほうがラクかもしれませんね。その意味では年賀状ソフトを利用するというのもアリです。
宛名の管理、「印刷」は年賀状ソフトが超便利
もうひとつの作業「宛名印刷」。実はこれも「住所録のデータを1枚ずつハガキに印刷出来れば良い」というだけのものなので、年賀状ソフトでなければ行けないということはありません。「相手のお名前と住所」・・・これは普段スマートフォンのアドレス帳などに最新の情報が入っていることと思います。それらをそのまま印刷に使えれば実は一番手っ取り早いんです・・・だって「昨年と住所が変わった」「結婚されて名字が変わった」という方の情報、今どきはスマートフォンのアドレス帳を直すことが多いと思うんですけど、年に一度の年賀状ソフトの宛名は、その時にスマホや他のリスト見ていちいち全部直すことになりますよね?→この点については「連絡先管理はどうするのがベスト?」で解説しています。
ただ、例えばExcelで住所録管理していたり、販売系の管理ソフトで管理している住所録を、Wordの差し込み印刷とか何かの方法で宛名印刷する、となるといちいち設定やら書体やらで面倒なことが多かったりします。
なので「住所録の管理」は他のソフトで任せることがあるにしても「宛名印刷」となるとやはり年賀状ソフトを使うのが一番良かったりします。郵便番号の表記位置とか差出人表記の位置なんかも、バッチリ位置取りしてくれますから、ね^^
イチオシは筆まめ
筆者(弊社)の今のところのイチオシは「筆まめ」での年賀状作成です。デザイン面のイラストや写真はオリジナルのものを使うにしても、ハガキにレイアウトするのはやはり筆まめでのデザイン方法がお手軽で簡単です。
また、「住所録の管理・宛名印刷」と「文面デザイン・印刷」が完全に独立分離しているので、作業がとてもシンプルでやりやすい、というのもオススメの理由です。
特に「業務で年賀状を出す(お仕事の取引先やお客様へ出す)」という目的で、かなり大量の枚数(=大量の住所録)を管理するという方には、住所録の機能が充実していてオススメ。
ただ、これはあくまで「オススメ」という主観的な話なので、これまでの使用経験や個別の事情によっては、別のソフトのほうがやりやすいということも大いにあり得ます。最後のところはご自分に合うものをということで選んでみて下さい^^
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