Excelで一覧表になっている名簿の「年齢別」の人数を集計するには?
年齢別の人数
図のようなExceのシートを例にして解説します。1行1データで100人分の名簿が表になっているとします。データには「年齢」が記録されていて(図のD列)、この年令を元に、10代はナン人、20代はナン人、と年齢別の人数を集計して表示したいという場合にどうすればよいか?という話です。
COUNTIFS関数を使う
先に答え。こんなときにはCOUNTIFS関数を使います。COUNTIFS関数は、以下のような書き方をします。
=COUNTIFS(範囲,条件,範囲,条件・・・)
例えば、「D2~D101」に記録されている年齢が20以上、30未満(つまり20代という意味ですね)に該当するデータがいくつあるか?という数を集計したい場合には以下のように書きます。
=COUNTIFS(D2:D101,”>=20″,D2:D101,”<30″)
実際の例
さて、それをExcelシート上で確かめてみます。
1.単一条件なら「COUNTIF関数」
20歳未満、という条件で数えるのであれば、「年齢が20未満つまり”<20″」という条件を指定すれば良いだけなので、よく使う「COUNTIF」関数で指定できます。
2.複数条件なら「COUNTIFS関数」
20代という条件で数える場合は、指定する条件が「20歳以上、30歳未満」という風に2つになります。このように、条件を複数指定する必要のある場合には「COUNTIFS関数」というのを利用します。これが、最初に答えで書いた内容です。
条件式はセルの値を参照して書くことも出来る
上記の解説に使っているExcelシートでは、関数の中に直接条件式を書き入れました。これはこれで正解なのですが、実際に使う場合には、「セルに入力された値を参照して条件式を作る」ということも可能です。
例えば「セルH3に20と入力し、セルI3に30と入力しておいて、H3以上I3未満、という条件式にする」というようなことも可能です。
サンプルデータがダウンロードできます
このページで解説するために作成したExcelブックをダウンロード出来るようにいたしました。「実際のシートを見ながら覚えたい」という方、どうぞご自由にご利用ください。(ただし、ご利用は自己責任にてお願いします。また、著作権を保有しておりますのでファイルそのものの二次利用には著作権保護のルールに従って適切に行なってください)
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COUNTIFS関数サンプル
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