2017年11月14日の弊社Webサイトのリニューアルにあたって、レンタルサーバー会社を変更しました。その時の設定方法を、備忘録的に解説しておこうと思います。同じパターンの運用をされる方のご参考にさせていただければと思います。
運用方針
以下の方針・条件で運用する前提で設定しました。
- GSuite(旧GoogleApps。有料版のGoogleサービスです)を利用し、ドメインは「kspc-biz.com」を使う。
- メールはGメールを利用。(Gmailのシステムを使って「○○○○@kspc-biz.com」というメールが使えるようにする。
- ドメインの管理会社はバリュードメイン(ValueDomain)
- ホームページはレンタルサーバー会社エックスサーバーからサーバーをレンタル
というような条件。
GSuiteの利用は、実際には2011年頃から始めていました。当初は別のレンタルサーバー会社を利用していたのですが、今回リニューアルにあたり、エックスサーバーへ乗り換えることになりました。
そこで、ドメインの設定も新たにやり直す必要があって今回その作業をした、というわけです。
設定作業は主に3つ
上記の条件で行う作業は主に3つあります。
- GSuiteでドメインの利用設定をする
- バリュードメインでドメインの設定をする
- エックスサーバーでドメインの設定をする
ただ、今回は元々設定の出来ていたGSuiteの「ホームページだけ」を別のレンタルサーバーへ移すということだったため、「1.GSuiteでのドメイン利用設定」はあらためては行いませんでした。ので申し訳ありませんがこの解説記事でも、この部分は解説しておりません。
エックスサーバーでの設定作業
順番としては、ドメイン管理会社のバリュードメインの方からやるべきなんでしょうけれども、私の場合はレンタルサーバー会社の方から設定を先に行いました。(メールサービスが既に使えていて、その設定を元々バリュードメインで設定済みでした。なので、そこをいじってメールが滞るのが怖かったので、先にホームページの方をちゃんと準備してから、という考えによるものです)
DNSレコードの追加ページを開くといきなり「使用前のご注意」が出てきてビビりますが^^;、そこは冷静に「DNSレコードの一覧」へ切り替えます。
切り替えるとDNSレコードという設定がいくつか並んでいます。行う作業は3つ。
- 種別「MX」というレコードを一旦ぜんぶ削除します。(画像では削除後の説明なのでこの部分は写っていません)
- 種別「A」という種類のレコードの優先度を「0」から「1」へ変更します。
- MXレコードを5つ追加します。
3.のMXレコード5つ追加、というのはGSuiteの公式ヘルプサイトにも載っている内容をそっくりそのまま反映させているだけです。
これらDNSレコード設定がひと通り終えれば、上記で例示したようなDNSレコードの一覧、の状態になりますので、ひとまずエックスサーバーのコントロールパネル上での設定は終了。
バリュードメインでの設定
バリュードメインでの設定はいたってかんたん、シンプルです。
バリュードメインの管理ページへログインし(エックスサーバーでドメイン取得している方ならここは説明しなくて良いですよね^^;?)ます。
メニュー→ネームサーバーの変更→目的のドメインをクリック
で、ネームサーバー変更の設定をします。
ネームサーバー1~ネームサーバー5の入力欄にそれぞれ
- NS1.XSERVER.JP
- NS2.XSERVER.JP
- NS3.XSERVER.JP
- NS4.XSERVER.JP
- NS5.XSERVER.JP
と入力して反映させます。(ちなみに、NS1.XSERVER.JPとか入力してるのは、テキトーにこう入力してるわけじゃなくて、エックスサーバー側で「当社のサーバーを設定する場合には、ネームサーバーをNS1.XSERVER.JP~NS5.XSERVER.JPと設定してください」と指定されているからです。
設定を終えたらひたすら待つ
DNSの設定はすぐに反映されるわけじゃなくて、数時間~長い場合は72時間近くかかることもあるそうです。
設定を終えたらひたすら待ちましょう。
ちなみに、弊社の場合は上記の設定切り替えを行ってから、早いものでは30分程度で反映されましたが、お客様からは1日程度「アクセスできない」とご連絡を頂いておりましたので、やはりネット環境やお使いの回線などによって反映される時間に差があるようです。
なので、設定後、数日くらいはメール・Webともに何らかのトラブルがあるかもしれないと想定しておくようにしましょう。
コメントを投稿するにはログインしてください。