フリーランスミュージシャンのためのインボイス対策~1~

バンド演奏や音楽活動をお仕事とされている方向けの「インボイス対策」の解説ページです。

(1)最初に

毎年「確定申告」をしているフリーランスの方向けです

この解説ページで解説しているのは、フリーランスで音楽活動をされている方向けのものです。以下のどちらかに該当する方は、インボイス対策というのは特に必要ありません。

  • 音楽事務所・芸能事務所などに所属されて音楽活動をしている方(つまり、自分自身が事業主というわけではなく、音楽活動としてのギャラなどを所属している事務所や会社から「給料」として頂いている方)=毎年確定申告はしていない方。
  • 本業は会社員や別のご商売をしているという方で、音楽活動そのものは所得を得るための事業ではない、という方(ただし、その場合でも音楽活動で得ているギャラなどの総額が年間48万円以上になっている方は別です、その場合は確定申告が必要)。

さて、「オレ(私)該当するわ」という方は、以下少々長いですが、なるべく分かりやすく説明するようにしますので、ちゃんとお読みください。

フローチャートで何をしたら良いか確かめておきましょう

とりあえず、以下の2つの質問チャートをご覧頂き、ご自分の場合どれにあたるか?を確認しておきましょう。

とりあえずここまでで「お疲れ様でした」の方は、この先をお読み頂く必要はありません。

課税業者のためのインボイス制度対応はこちら→「課税業者のためのインボイス制度対応」

「免税業者のインボイス制度対応フローチャート」をご確認ください、の方は以下のフローチャートへ進んでください。

免税業者のためのインボイス制度対応フローチャート

※「課税業者へ届け出」「適格請求書発行事業者番号の申請」「取引のある相手に伝える」について知りたい方はこちら→「免税業者が課税業者になってインボイス対応する

※「相手に請求書を発行する必要があるかどうか?」・・・毎月とか年に何回とか定期的に請求書を作って相手に渡しているという方は「Yes」、そういうことをしたことがないし今後もしそうにないというかたは「No」へ進んでください。

さて、ここまででいくつかのパターンに分かれたかと思います。

(1)インボイス制度対応の必要はありません の方

インボイス制度へなにか対応をする必要はありませんが、対応しないことによるリスクもあります。インボイス制度へ対応しない場合のメリット・デメリットについてはこちらを御覧ください→「インボイス制度に対応しないとどうなるか

(2)インボイス制度に対応するための「適格請求書発行事業者番号を取る」に進んだ方

まずは以下の解説記事を読んで下さい。全部読むと長いですが・・・ぜひ最後までお読みいただくことをおすすめします。


ちなみにこの解説記事は、何ページにも分けて掲載しています。おおよその目次をご案内しておきます。

    1. フリーランスミュージシャンのためのインボイス対策1(このページ)
    2. フリーランスミュージシャンのためのインボイス対策2
      →とりあえずサクッと結論だけ説明してほしい、という方向けに書いてあります。
    3. フリーランスミュージシャンのためのインボイス対策3
      →基本的な「収入(ギャラ)にかかる税金」の事を超カンタンに解説しています。
    4. フリーランスミュージシャンのためのインボイス対策4
      →ギャラにかかる「消費税」の話に絞ってさらに解説をしています。
    5. フリーランスミュージシャンのためのインボイス対策5
      →インボイス制度で「何が変わるか?」をミュージシャンの立場で解説しています。
    6. フリーランスミュージシャンのためのインボイス対策6
      →具体的にミュージシャン側がどういう対策をすればイイのか?の基本を解説しています。
    7. 免税業者が課税業者になってインボイス制度に対応するには?
      →タイトルの通りです。(このページはミュージシャン、ということに限らず解説しています)
    8. インボイス制度対応のための会計・経理作業
      →インボイス制度対応をするためには会計・経理作業をきちんとする必要があります、その解説。
    9. インボイス制度に対応しないとどうなるの?
      →敢えて「対応しない」と決めた場合はどうなるのか?を解説しています。

以下、1~6については各ページの末尾に「次へ」「前へ」といったナビゲーションがありますのでこれらをお使いいただき読み勧めてください。

7~9については、必要に応じて各ページ内でリンクしてご案内しています。