QRコードにひと工夫! 小さなお店や会社でも始められる、販促活動の効果測定
チラシを配ったけれど、効果はあったの?
お店のチラシやパンフレット、名刺、イベントの案内などに、QRコードを掲載している事業者は多いと思います。
スマートフォンで読み取れば、簡単にホームページへアクセスできる便利な仕組みです。

ところで、そのQRコードから、実際に何人くらいがホームページを訪れているか、ご存じでしょうか?
例えば、こんなことが分かったら便利だと思いませんか?
- 配布したチラシから、どれくらいホームページを見てもらえたのか?
- 店頭に置いたPOPと、配布したパンフレットでは、どちらからのアクセスが多いのか?
- イベントやセミナーで紹介したホームページに、どれくらいアクセスがあったのか?
実は、QRコードに埋め込むURLにちょっとした目印を付けるだけで、こうした情報を調べることができるようになります。
QRコードのURLに「目印」を付けてみよう
例えば、当社「岸本ビジネスサポート」のホームページのURLは、
https://kspc-biz.com
です。
これをチラシに掲載する場合、次のように変更してみます。
https://kspc-biz.com/?utm_source=kawazuseminar&utm_medium=seminar&utm_campaign=20261118_kawazuseminar
ずいぶん長くなりましたが、心配はいりません。
ホームページのURLの後ろに、「チラシからのアクセスですよ」「このキャンペーンの案内からですよ」という目印を付け加えているだけです。
この目印をUTMパラメータといいます。
難しい名前ですが、仕組みはとてもシンプルです。
このURLをQRコードに変換してチラシに掲載すれば、ホームページ側で「このチラシからのアクセス」を識別できるようになります。
実際にUTM付きURLを作ってみましょう!
ここまで読んで、「便利そうだけど、URLに自分で目印を付けるのは難しそう」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、必要な項目を入力するだけで、UTM付きURLを自動的に作成できる簡単なツールを用意しました。
使い方は簡単です。
- QRコードからアクセスしてもらいたいホームページのURLを入力します。
- チラシ、名刺、店頭POPなど、掲載する場所を選びます。
- キャンペーン名(例えば
202611_saleなど)を入力します。 - 「UTM付きURLを作成」を押します。
これだけで、アクセス元を識別するための目印が付いたURLが出来上がります。
作成されたURLをコピーし、QRコードに変換して、チラシやパンフレットなどに掲載してください。
ぜひ、ご自身のお店や会社のホームページのURLで試してみてください。
※このツールは無料でご利用いただけます。URLの作成だけではアクセス解析は始まりません。実際のアクセス状況を確認するには、ホームページにGoogleアナリティクスなどの計測設定が必要です。
UTM付きURL作成ツール
掲載先に応じた目印付きURLを作成します。入力内容はサーバーに送信しません。
基本的には、次の3つの項目を設定します。
| 項目 | 設定例 | 意味 |
|---|---|---|
| 参照元(source) | flyer | チラシから |
| メディア(medium) | 印刷物から | |
| キャンペーン名(campaign) | 202611_campaign | 今回の販促活動 |
設定すると、目印付きのURLが出来上がります。
作成したURLを活用してみましょう
出来上がったURLは、そのままホームページへのリンクとして使えるほか、QRコードに変換してチラシやパンフレット、名刺などに掲載できます。
例えば、チラシ用と名刺用でそれぞれ異なる目印を付けておけば、後からどちらのアクセスが多かったのかを比較できます。
なお、QRコードを作成する際には、元のホームページのURLではなく、今回作成した「UTM付きURL」を使用してください。
それでは、実際にアクセスの状況を確認する方法を見ていきましょう。
Googleアナリティクスで効果を確認しよう
この仕組みは、Googleのアクセス解析サービス「Googleアナリティクス(GA4)」と組み合わせることで活用できます。
Googleアナリティクスの「トラフィック獲得」というレポートでは、どのような経路からホームページへアクセスされたかを確認できます。
先ほどのようにUTMパラメータを付けておけば、キャンペーン名や参照元を手掛かりに、アクセスの状況を調べられます。
例えば、こんな比較ができるようになります。
- チラシAとチラシBでは、どちらからのアクセスが多かったか
- 店頭POPとパンフレットでは、どちらがホームページへの誘導につながったか
- 先月と今月のキャンペーンでは、アクセス数に違いがあったか
ただし、Googleアナリティクスは、あらかじめホームページ側で計測設定を行っておく必要があります。
また、UTMパラメータで分かるのは、そのURLを経由したホームページへのアクセスであり、QRコードが読み取られた回数そのものではありません。
一人が何度もアクセスする場合や、URLが他の人へ転送される場合もありますので、数字はあくまで販促効果を考えるための参考として利用しましょう。
※実際にアクセス数を確認するには、Googleアナリティクスなどの計測環境が必要です。
大切なのは、数字を次の改善に活かすこと
例えば、2種類のチラシを配って、片方からのホームページへのアクセスが多かったとします。
それなら、チラシのデザインや掲載内容、配布場所などに違いがなかったか、振り返ることができます。
ただし、アクセス数が多いからといって、必ずしも売上や問い合わせが増えたとは限りません。
アクセス数だけではなく、問い合わせや来店、購入などの結果もあわせて考えることが大切です。
デジタル化とは、必ずしも高価なシステムを導入することではありません。
普段から使っているチラシやQRコードに少し工夫を加えるだけでも、これまで見えなかった販促活動の効果を数字で確かめるきっかけになります。
そして、その結果を次の活動や経営判断に活かしていく。
こうした小さな取り組みの積み重ねが、デジタル活用による経営改善につながっていくのではないでしょうか。
岸本ビジネスサポートでは
小規模事業者の皆さまに向けて、ホームページの活用、アクセス解析、販促活動の効果測定など、身近なところから取り組めるデジタル化・IT活用を支援しています。
「ホームページを作ったけれど、どのくらい役立っているのか分からない」「チラシや広告の効果を確かめたい」といったお悩みも、お気軽にご相談ください。

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