会計freeeに売掛金を登録する

クラウド会計ソフト「freee」に、freee以外の請求管理システム等で作成した請求データを手動で登録する手順を説明します。(freeeに標準で備わっている請求書発行機能の説明ではありません。別システムで請求書を発行している場合の、しかも手動で登録するための手順の説明です)

請求書を用意する

予め、仕訳登録する売掛データ(請求書)を用意しておきます。このページでの説明は「手動で仕訳を登録する」方法ですので、用意する請求書は紙ベースの実物でも、PDFファイルなどに出力した請求書データでも構いません。今回は後ほど仕訳データに証憑となる請求書を添付する手順も説明するため、「PDFファイルにした請求書」を元に説明します。

用意した請求書の、以下の内容を確認しておきます(仕訳入力で入力が必要となる情報です)。

  • 取引先名
  • 請求金額(税込み金額、および税抜金額と消費税額)
  • 請求書の発行日
  • 請求の支払期日

freee仕訳登録手順

取引画面

図のように「取引」メニューをクリックして「取引(収入・支出)」を選択します。

収入の項目を選択し、決済は「未決済」を選択。期日欄に請求書の「支払期日」を入力します。

請求日(発生日)

図のように発生日を入力します(発生日=請求書の発行日と解釈しておけばOKです)

※なお、前段で入力した「期日」よりも後の発生日を入力すると、最後に登録する際にエラーになりますのでご注意ください。

勘定科目

勘定科目欄に「売上」と入力して選択します。

(通常の複式簿記では「売上高」-「売掛金」と貸方・借方を登録するのですが、freeeの場合はここでは「売上高」を入力します)

請求金額

金額欄に「請求金額」を入力します。

ここでは、税込みの総額を入力します。

なお、用意した請求書が例えば「消費税10%の明細と8%の明細が混在している」「課税するものと非課税のものがある」という具合に、総額から単純に消費税額を算定出来ない場合には、画面の「詳細登録」をクリックして、明細行を1つずつ入力していく、あるいは税抜金額と消費税額を登録する、といった少々複雑な登録作業が必要になりますが、このページではこの説明はしないでおきます(別の機会に別ページで説明します)。

取引先

取引先欄で取引先を指定します。取引先は予め「設定→取引先設定」で登録しておく必要があります。登録してあれば、取引先名称を入力すると候補が表示されて選択できるようになります。

※ここで取引先を登録することで、freee上で取引先別の売上や売掛残高を集計することが出来ます。

品目・部門・メモタグ

必要に応じて、品目・部門・メモタグを入力します。また、備考欄などに自由入力で備考を記入することも出来ます。

収入を登録

最後に画面の「収入を登録」をクリックして、仕訳は登録完了です。

登録した仕訳へファイル添付

上記の仕訳登録をした直後、画面下部の一覧に、登録した仕訳が表示されますので、この部分をクリックします。

ファイルを添付

仕訳へ、予め用意してある請求書PDFファイル(PDFファイルでなくても、画像データ等別のデータでもOKです)を添付するために「ファイルを添付」をクリックします。

ファイルのアップロード

図のような画面になりますので、PDFファイルをこの部分へドラッグするか、あるいは「アップロードする」をクリックしてPDFファイルデータを選択しアップロードします。

ファイルの選択

アップロードできると、図のようにアップロードしたPDFファイルが表示されますので、クリックして選択します。

添付

選択したファイルが図のように大きく表示されますので、内容を確認した上で「添付」をクリックします(この時点でもしアップロードしたPDFファイルが違っている、選択したPDFを間違えた、という場合には一旦閉じて再度やり直してください)。

保存して完了

添付し終えたら、上記の画面を閉じ、図のように元の仕訳詳細画面になりますので、「保存」をクリックして、添付完了です。

freee標準の請求書作成機能では?

このページでは、freee以外の請求書作成システムなどで請求書を管理していて、freeeには請求金額や日付だけを仕訳登録したいという場合の手順として説明しました。

ちなみに、freeeでは標準機能として「請求書を発行・管理する」機能が備わっています。この請求書発行・管理機能を使って請求書を作成した場合は、このページで説明している一連の手順が全て自動で登録されるので、請求書を作成した後、仕訳登録をする、という必要がありません。