PayPay for Businessアプリ登場

キャッシュレス決済(QRコードタイプ)のペイペイに、「ビジネス版アプリ」がリリースされました。

PayPayとは?

最近はやりのキャッシュレス決済の中でも独特なイメージ、利用方法の決済システムです。

利用者(消費者)側は、スマートフォンにアプリをダウンロード・インストールして利用登録をしておき、お店で支払うときはスマホをかざして「ピッ」っと支払うだけ。

お店(事業主)側は、あらかじめ加盟店登録してQRコードシールを入手しておき、お客様がPayPayで支払いたいと言ったときにはこのシールをお客様に読み込んでもらい、スマホに金額を入力してもらうだけ。

という、お手軽に導入できる決済方法として注目を集めていました。

PayPayの難点

ただ、PayPayのキャッシュレス決済システムには、そのお手軽さ故に決定的な難点がありました。それは

「決済時にお客様のスマホで金額を入力してもらわなければならない」

という点。
他のキャッシュレス決済は、お店側で金額を指定してからお客様のバーコードを読み込む方式なのに対して、PayPayは、お客様にコードを読み込んでもらい、お客様のスマホで金額入力、という手順でした。

これだと、お店の人がお客様のスマホの画面をわざわざ確認したり、お店のスタッフがお客様のスマホに金額入力をしたりしなければならないという・・・なんとなくビミョーに「イヤ」な感じがありました。

PayPay for Business アプリ

今回リリースされたのは、そういうお店側の事情を解消するアプリです。

あらかじめ用意したスマートフォンにアプリを入れておくと、お客様のバーコードをお店側で読み込んで、金額指定して決済できるというもの。

これが出てくることで、今後の利用に大いに期待ができそうです。

なお、今日(2019年7月26日)時点でリリースされているのはiPhone版アプリのみです。Android版アプリは後日リリース予定とのこと。

ただし、大前提が崩れます

PayPayさんはこれまで、「PayPayは、お店側で用意する機器やインフラが一切いらない」つまり、iPhoneなどの端末を用意する必要が一切ないということをひとつの売りにしてきました。(ex. 同じQRコード決済のOrigamiPayさんは導入するのにモバイル端末必須です)

今回リリースされたビジネス版アプリで、店舗での決済方法やシステムは大きく改善出来る可能性がありますが、同時に「iPhoneとかiPodとかを用意しないとこの方法は使えない」ということにもなりますので・・・ここらへんを事業主様自身がどう評価・解釈して活用するか?が判断の分かれどころです。