キャッシュレス決済、返金(取り消し)処理は?

キャッシュレス決済をお店や会社に取り入れた場合「カード決済」「QR決済」の取り消し(返金)はどうやるの?

クレジットカード・デビットカードの取り消しはできる

それぞれのャッシュレス決済サービスによって、手順や条件などは異なりますが、ほぼすべてのキャッシュレス決済サービスで、売り上げたカード決済の取り消しができます。(Airペイ、Coiney、楽天ペイは弊社で実際に確認済み)。

ただし、取り消しは必ず「決済したカードの読み取り」が必要になります。

つまり、お客様がもうお店から出ていかれて帰られてしまった場合には、お客様なしでは取り消し・返金は出来ません。あくまで「決済したその場でお客様にカードをもう一度提示していただいて取り消す」場合に限ってできる、というだけです。
お客様が帰られてしまってからの取り消しは、そのお客様にもう一度ご来店いただくか、あるいはお客様のご自宅や会社へお伺いしてカードをお預かりし、取り消しをする必要があります(この作業、じつは非常に手間のかかる作業です)。
あるいは、かくキャッシュレス決済サービス会社へ依頼して取り消して続きを行うことになります。(こちらは、手間がかかる上に日数もかなりかかります)

※ちなみに、キャッシュレス決済サービスの殆どで、スキャンしたクレジットカード等の所有者個人情報は確認できないようになっています。
決済間違いなどを後からお客様にご連絡する場合に、キャッシュレス決済会社へ問合せて電話番号やメールアドレスを聞くというのは出来ませんので、くれぐれもご注意ください。

交通系電子マネーの取り消しは出来ない

キャッシュレス決済には「Suica」「Toica」など交通系電子マネーのチャージ残高から引き落とす決済方法がありますが、この決済でお支払いを頂いた場合、その取消は出来ません

なので、決済する場合にはくれぐれも金額の間違いなどないように十分ご注意頂く必要があります。
それでももし万が一、間違えてしまったという場合には、決済した分を現金でお返しするなどの対応をお店で行っていただく必要があります。

QRコード決済の取り消しは条件などがさまざま

QRコードでの決済(いわゆるスマホ決済)の場合、取り消しは出来ますが、決済の手段によって条件がさまざまです。こちらの場合は、各決済サービスの公式サイトなどできちんと調べて置くようにしましょう。

いずれにしても、キャッシュレス決済導入をご検討されている場合には、「万が一、決済した取引を取り消す場合にはどうするの?」というのを事前に十分ご確認頂く必要がありますね。