備忘録的な解説記事です。弊社ではGoogleドライブ(クラウドストレージ)を利用してデータ管理・データ共有しています。
ある時、このGoogleドライブ内にあるディレクトリ(フォルダ)を削除しようとしたのですが、ある特定のフォルダだけなぜか削除後、数分でもとに戻ってしまう(削除できない)という症状が見られました。
時間を置いて削除し直してみたり、また複数のPCからGoogleドライブへアクセスしているので、1台だけ残して他のPCからのアクセスを一旦遮断してみたりと、色々試してみたのですが、それでも削除後数分~10分程度でもとに戻ってしまいます。
ブラウザ上で削除した後、さらに削除したフォルダ(ディレクトリ)を「完全に削除」する処理を行っても、やはり数分でもとに戻ってしまう・・・
原因はSynologyのNASでした
何週間も試行錯誤の末に、ふと気づいた原因が「NAS(ネットワークドライブ)とGoogleドライブとの同期設定」でした。
弊社では、Googleクラウド上のデータを、Synology製のNAS(ネットワークドライブ)内のディレクトリと同期させて、データのバックアップを取るようにしていました。
この同期のために、Synology社が提供している「Cloud Sync」というアプリをNASへインストールして設定・運用していたのですが・・・これが原因でした。
CloudSyncでは、GoogleドライブとNAS内のデータを双方向で同期するよう設定していたのですが、これがどうやら問題になっていたようです(Web上でデータを消去しても、NAS内にはデータが残っています。これを数分で検知してNAS内のデータをWeb上へアップしてしまうことで、延々と「削除しても復活する」という現象になっていたようです)。
試しにと思い、NAS内の当該データを削除した上で、Web上のデータも削除したところ、見事に「復活せず」にきちんと削除することが出来ました。
Googleドライブ内のデータやフォルダが削除できない、という場合の一つの原因として、もし同じような運用をされている方がいらしたらご参考にしてみてください。
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