今さらきけない、「POSレジ」って何?普通のレジと何が違うの?というお話。小売業や飲食業、サービス業などを営む方にはぜひ知っておいていただきたい「レジ」の事あれこれ解説です。
レジって?
昔からあるいわゆる「レジ」というのは「キャッスレジスター」の略で、わかりやすく日本語にすると「お金の出し入れを記録する機械」のことです。
単純に「お店の売上金額の合計」を計算したり、「出し入れしたお金の記録」をするための機械で、主に「お店で最後にお会計をする際に、頂いたお金を入れたり、お釣りを出したりするために使う」のが目的です。
レジっていくらくらいする?
ただの「レジ」・・・私どもではこの「POS」のついていないレジのことを「メカレジ」と言っているのですが、メカレジは数万円程度の金額で購入できます。
Amazonで検索したら、かなり高機能なレジでも3万円弱でした。
POSレジって?
POSレジというのはその名の通り「POS」機能のついたレジのことです。「POS」というのは「Point of Sale」の略で、日本語にすると「販売情報管理」のことです。基本的には「レジ」なのでお金をやり取りするお会計の際に使うのですが、「商品を販売した際の様々な情報を記録・管理出来る機能がついている」というのが最大の特徴になります。
POSレジの何が良いの?
POSレジでは、普通のレジ(メカレジ)に比べて様々なことが出来ます。例えば・・・
販売データの情報整理
POSレジでは「いつ」「何が」「どのくらい(いくつ)」「いくらで」売れたかがデータ化されますので、人気商品や人気のない商品というのが把握できます。また、商品の売れ行きだけではなくその日の天気や気温、あるいは地域の情報(近くで運動会があった、お祭りがあった、など)も記録として残しておくことが出来ます。購入したお客様の年齢や性別も記録できますし、ポイントカードや電子マネーなどと連携すれば「個人を特定する」ことも出来ます。
売れ行き、傾向などを把握できる
上記のような情報整理から、商品の売れ行きや傾向などを把握することが出来ます。つまり「金銭の出し入れ、残高」の計算と記憶だけでなく「マーケティング」に大きな貢献をする、この点がメカレジとの大きな違いです。
別の言い方をすれば、「単に金庫に計算機能がついただけ」に近いメカレジに対して「商売の動向や今後の予測をする機能を果たす機械がお金の管理も出来るようになっている」という違いとも言えます。
POSレジって高いんじゃないの?
POSレジの値段というのは実に様々です。どのくらいの情報までを管理・記録できるか?それをどう活かす機能がついているか?によって機能や性能が大きく異なるからです。
ただ当然、機械・機能としてのお値段は、メカレジよりも相当高いものになります。ここでは具体例を示せませんが、一般的に「POSレジ」を導入しようとすれば数十万円くらいはかかると言うのが相場のようです。
クラウドレジ
POSレジと同様に「マーケティング」「情報収集・整理・活用」の機能を備えていて、なおかつメカレジ並に安価で手軽に利用できるのが、最近流行りの「クラウドレジ」です。いわゆる「機械型のPOSレジ」が、高価なコンピュータ機能を埋め込んだ機械式のレジなのに対して、クラウドレジは「タブレットやパソコンなどのディスプレイを利用して入力や集計結果の表示を行い、集計や計算処理などの機能はネット上のクラウドサービスで行う」というものです。
クラウドレジは現在、実に様々なサービスが出てきています。弊社Webサイトでもご紹介している「エアレジ」や「スクエアレジ」などもそれらの一つです。
適切に企画・導入すればPOSレジ以上の効果も
これらクラウドレジは、単に「簡単だから」と導入するのではなく、きちんと商売上の立ち位置や運用計画を立てて導入・活用すれば、POSレジ以上の効果も期待することが出来ます。
小さなお店・会社のオーナーの皆さん、もしまだPOSレジの導入をしていないようなら、ぜひ一度クラウドレジの導入を検討されてみてはいかがでしょうか?
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