小さなお店のクレジットカード決済

小さな会社や小さなお店で、お客様のお支払いをクレジットカード決済したい、という場合の方法は?

クラウド決済サービスがイチオシ

お客様のクレジットカードでのお支払いに対応するのなら、小さなお店・小さな会社の場合「クラウド決済サービス」がイチオシです。
クラウド決済サービス、何がイイの?

導入費用が安価

クレジットカード会社などの決済導入の場合、カードをスキャンして決済をするための専用の「決済端末機器」を購入する必要があります。(これが結構良い値段するんです。安いのでも4万円くらい。普通に色々機能がついているのだと10万円を超えるものもあるようです)

コレに比べて、クラウド決済サービスは、スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末とカードリーダーだけ。今お手持ちのスマホやタブレットがあれば、カードリーダーを数千円で購入するだけで始められます。

資金回収が速い

クレジットカード会社の月締精算だと、今月売り上げたカード決済の売上は、来月末あるいは再来月末にならないと入金されません。

これに比べ、クラウド決済サービスは速いところだと「翌日には振込」という速さ。商品仕入や経費支払のための資金繰りが非常にラクになります。

決済手数料率が低い

クレジットカード決済の場合、売上ごとに一定の割合の決済手数料が差し引かれます。一般的に大手のカード会社決済だと約8%前後差し引かれるのに対して、今回ご紹介するサービスはどれも3~4%程度と、料率が低いのも魅力です。

クレジットカード以外の支払いにも対応

例えば「Suica」や「Nanaco」など、電子マネーでの決済にも、クラウドサービスだから対応できちゃいます。

どのサービスが良いの?

クラウド決済サービスには、各サービスごとに一長一短がありますから「どんな場合でもコレが一番オススメ」という話にはなりません。各サービスの特徴やメリット・デメリットを良く比較して選ぶと良いでしょう。

参考までに3つほどご紹介しておきます。

AirPay(エアペイ)

リクルートが提供しているクレジットカード決済サービスです。以下のような特徴・メリットデメリットがあります。

  • 同じAirシリーズの「AirREGE(エアレジ)」と連動するので非常に便利
  • カードだけでなく電子マネーなどの多彩なサービスに対応している
  • 決済金額の入金先口座にゆうちょ銀行口座を指定できない
  • iPhone・iPadのみ(Androidでは使えない)
  • 支払いサイクルが最短5日後

楽天Pay(ラクテンペイ)

楽天が運営するサービス。以下のような特徴・メリット・デメリットがあります。

  • 実店舗でもネット販売でも利用できる(オムニチャネルに強い)
  • 支払いサイクルが短い(最短翌営業日)
  • iOSだけでなくAndroidにも対応
  • 入金先の口座が楽天銀行以外の場合、入金手数料がかかる

Square(スクエア)

今回ご紹介しているなかで唯一、本社がアメリカの会社です。

  • 最短で翌営業日に振込
  • 入金手数料が無料
  • 手続きをしてからスタートまでが速い(最短で当日から利用可)
  • 電子マネーに対応していない

どのサービスを選ぶか?は個別の事情次第

上記の決済サービス、どれを選ばばよいか?は一概に「コレ」という話ではありません。お店や会社の状況や、他のクラウドサービスとの兼ね合いなど、個別の事情によって異なります。

また、導入後の設定や運用方法も「必ずコレ」という決まりきったマニュアル的なノウハウも、あるようで実はありません。それぞれのお店の事情に合わせて、よく検討して最適なものをお選びください。