PDFファイルを画像に変換する

PDFファイルで保存されたロゴマークや写真データを、画像データに変換するには?

PDFファイルで保存されたロゴ?

ホームページに自社のロゴを掲載しようとしてロゴマークのデータを探したらPDFファイルで保存されていた、という場合にJpegやPNGなどの画像データに変換するにはどうすれば良いでしょう?というご相談にお応えする形で掲載させていただいている記事です。(おそらく、名刺作成などの際に印刷業者さんにロゴを作ってもらい、それをPDFファイルで受け取って保存していた、というようなことだろうと思います)

この作業を行うのには、当サイトでもたびたびご紹介している「PDF XchangeViewer(PDF Xchanger)」というソフトが必要です。無料で使えるソフトですので、お持ちでない方はダウンロードしてインストールしておいてください。

※なお、この記事の執筆時点では無料ソフトとして「PDF Xchanger(PDF Xchange Viewer)」を紹介しておりますが、現在(2018年1月10日時点)では、PDF-XChangeerは開発を中止しており、代わりにPDF-XChangeEditorというソフトが提供されています)

PDF-XChangeEditorは、画面上のメニューやアイコンが若干異なりますがXChangeViewerと操作方法はほぼ同じです。以下の説明をPDF-XChangeEditorのメニューに置き換えて読んでいただければ同様の作業ができると思います。

変換手順

PDFファイルで保存されているロゴのデータをPDF Xchangerで開きます。
ファイル→エクスポート→イメージへエクスポート とクリックします。
イメージへのエクスポート画面が表示されますので、ここで設定を行います。ポイントは「保存先のフォルダ」と「ファイル名」。ここさえ抑えておけばOKです。ちなみに、図例のようにロゴマークが用紙全体に対して小さいという場合、図のように「解像度」を大きくしてエクスポートしてあげるとあとで「画像が小さすぎて粗い」ということをある程度避けられます。
設定を終えたら、画面右下の「エクスポート」をクリックすれば、PDFファイルが画像として変換されて保存されます。(この時、元のPDFファイルは元のまま残ります)
元々のPDFファイルが、ちょうど良い大きさのロゴマークだったり画像だったりした場合は、この時点でちょうど良いサイズの画像に変換されているのでこれで完了です。

エクスポートした(変換した)画像を調整する

大抵の場合、PDFから画像へ変換したデータは、余白が大きすぎたりサイズが大きかったりします。特に「余白が大きすぎて切り抜かないとロゴとして使えない」というようなケースが多いでしょう。そこで、エクスポートした画像を、Windows標準の画像編集ソフト「ペイント」で切り抜く作業も説明いたします。

ペイントを起動し、画像を開きます。
ペイントは、「スタートボタン」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」の中にあります。
起動して画像を開いたら「選択」ボタンをクリックして「四角形選択」をクリックします。
ちなみに、開いた画像が大きすぎて全体を表示できない場合には、右下のバーで拡大縮小して調節できます。
図のように、適切な範囲をマウスでドラッグし、「トリミング」をクリックします。
トリミング完了するとこんな感じ。
最後に、「保存」して作業完了です。

PDFの画像変換、色んなシーンで使えます。

今回は「ホームページに使うロゴデータ」という事例で説明いたしましたが、「PDFファイルを画像に変換する」という作業は、これとは別の色んなシーンで役に立ちます。ぜひ手順を覚えておくと良いでしょう。