Excelでのデータ入力の際、入力したいセルだけカーソル移動するようにして効率よくデータ入力するための設定。
入力したいセルだけにカーソルが移動する
Excelでデータ入力の際、設定の仕方によってはご自分が入力したいセルだけにカーソルが移動するようにできます。例えば図の動画のように、青い色で示した部分だけにカーソルが移動するようにすることで、マウスでセルを選択肢なくてもEnterキーを押していくだけでどんどん入力セルを移動させることが出来ます。
(色をつけてあるのはわかりやすくするためで、色をつけなくても設定は可能です)
あらかじめセルの保護を設定しておく
これを行うには、予めセルの保護を設定しておく必要があります。セルの保護についてはこちら→「セルの計算式を変更できないようにするには」
正確には「入力したいセルだけセルのロックを解除しておく」ということです。この設定をした上で、以下のようにしてシートの保護をかけます。
シートの保護の際にひと工夫
図のように「校閲」タブの「シートの保護」を選択して、シートの保護画面を出します。
通常、先ほどご紹介した「セルの計算式を変更できないようにするには」というような場合のようにこのままOKボタンをクリックすれば、シートの保護ができてロックをかけたセルの計算式や値などが変更されないようにできます。が、ここで一工夫。
図のように一番上の「ロックっされたセル範囲の選択」という部分のレ点チェックを外してからOKボタンをクリックします。
ひと工夫はこれだけ。
こうすることで、レ点チェックが入っている(=つまり、シートの保護をした後に許可される操作)のは「ロックされていないセル範囲の選択」だけになります。つまり、セルのロックを解除して入力出来るようにしてあるセルしか、そもそもカーソルが移動できないようになる、というわけです。
Excelのシートを目的の作業に合わせてきめ細かく設計し、計算式などを入れた上で、あとは目的のセルに入力していくだけ、という場合にはこの方法でシートの保護を行うと、マウス操作がほぼ必要なくなりキーボード操作だけでセルへ入力していけるので、非常に効率よくデータ入力をすることが出来るようになります。
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