ひとつのメールアドレスを2台あるいはそれ以上の台数のパソコンで受信したいという場合の方法
POP対応のみの場合です
1つのメールアドレスを複数のIT機器で管理したいという場合、いくつかの方法があります。いちばんオススメの方法は「PCとタブレットで同じメールを受信したい」のページで解説しています。あちらを読んで「自分のメールはPOPのみでIMAP対応していない」という場合に、こちらの記事を参考にして下さい。
サーバーへコピーを置く
(サーバーの受信データを削除しない)設定
2台以上のノートパソコンで同一のメールアドレスの受信を行うのにあたって、 一つだけ注意すべき事があります。それは、 「なにも設定しないでおくと、メールは先に受信した方のパソコンにだけ受信され、 もう一方のパソコンでは受信ができない」ということです。
送られてきたメールというのは、プロバイダなどのメールサーバへ保存されますが、 通常は、保存してあるメールがたまりすぎて容量オーバーしないように、パソコン側で受信した時に サーバーから削除されてしまいます。
これを防ぐためには、メールを受信した際に、メールサーバーからメールを削除しないようにする 設定が必要です。
設定のポイント
メールソフト(メールアプリケーション)にメールアドレスを設定する際に「POPサーバー」設定をすると、ほぼ必ず「メールを受信後、サーバーからメールを削除する」という主旨の設定項目があるはずです。
大抵の場合、「メール受信後、◯日後に削除」というような設定が出来るようになっています。
この「◯日後」というのをなるべく長く取ることで、「2台のパソコンでメールを受信」というのが実現できます。例えばA・Bふたつのパソコンにそれぞれ同じメールアドレスの受信設定を行うとします。
この時、それぞれの設定で「メール受信後7日経過したらサーバーからメールを削除する」という設定にしておきます。すると・・・
「パソコンA」で7月1日にメールを受信
↓
「パソコンB」で7月3日にメールを受信
というような場合に、AでもBでも同じメールを受診することが出来る、というわけです。
長すぎても短すぎてもマズい
但しこの「◯日後に」という設定を長く摂り過ぎると、その間にメールが溜まり過ぎるというデメリットがあります。図面や画像、文書など容量の大きい添付ファイルをやりとりするようなメールだと、受信してから削除するまでの機関で、メールボックスの容量(サーバー側でメールを保管しておける容量)の制限を超えてしまう恐れがあります。
かと言って逆に短すぎると、Aのパソコンで受信した後、Bのパソコンで受診する前にすでにメールが削除されてしまう、というようなことも予想されます。
設定の際には、ご自分のパソコンの使い方や頻度などを考慮して、適切な日数を設定するようにしましょう。