クラウド作図ツールDraw.io解説~とりあえずどんなもんだか~

クラウド(Webブラウザ上)で利用する作図ツールで「draw.io」という便利なツール(アプリ)がありますのでそのご紹介。その初回は、とりあえずどんなもんだか?についてその概要を解説します。

Draw.io

「Draw.io」というアドレスで提供されているクラウド上のサービスです。フローチャート図を作成したり、平面図を作ったりと、何かと「作図したい」という場合に非常に便利なクラウドサービス。有料版もありますが、無料でも十分使えます(弊社でも無料版を利用しています)

とりあえずどんな感じのものか?というと・・・実際にDraw.ioを利用して私が作図したのが以下のような感じ。

事務所内の簡単な配置図と業務の流れを作図したものです。ブラウザ上でこんな感じの作図がサクサクできるという、非常に便利なツール。

無料で作成できますし、基本的にアカウント登録とかそういうのもしなくて良いようなので、とりあえず使ってみてはいかがでしょうか?ということで、まずはその「使い始めるまで」の解説をさせていただこうと思います。

新規作成~保存まで

新規作成(初めて使う)

ブラウザでDraw.ioへアクセスします。(https://www.draw.io/

図ではFirefoxというブラウザを使っていますが、筆者の確認した限りでは、MicrosoftEdge、GoogleChromeでも動きます。

アクセスすると数秒でいきなり図のような「新規作成」らしき画面になりますが、最初は全部英語表記です。日本語表示に切り替える事ができますので、図のように「Language」をクリックします。

言語選択

図のように、言語の一覧が出てきますので「日本語」を選択します。

更新

選択後は、一度ブラウザの更新ボタンをクリックして読み込み直します。

保存先の選択

図のように日本語に切り替わります。と同時に、これから作図するデータをどこへ保存するか?の確認画面が表示されます。

図では「パソコン内に保存する場合」として「デバイス」を選択しています。

※ただ、筆者個人的には、ローカルパソコンへの保存ではなくGoogleドライブやOneDriveなどクラウド上への保存をオススメします。

新規作成

図のように新規作成か既存のファイルを開くか?を求められますので、ここでは「新規ファイルを作成する」をクリックします。

テンプレートの選択

テンプレートの選択を求められます。使い慣れ始めると色々便利なテンプレートがあって良いですが、とりあえずここでは「白紙ファイル」を選択しておきましょう。使い慣れるのにはイチから全部作るのがやっぱりいちばん近道^^v

作図画面に到達

ここまでで、やっと「白紙ファイルから作り始める」作図画面へたどり着きます。

作図画面は図のようなイメージです。

最初はここまでが長く感じられると思いますが、なれると全く気にならなくなりますよ。

保存

さて、具体的な作図手順は次回以降にまわすとして、とりあえず「保存」方法を確認しておきましょう。保存は、よくある通り「ファイル」→「名前を付けて保存」とやります。

保存先の指定

ファイル名を付けて、その後「保存先」を選択します。

一番最初に「どこに保存するか」指定しているはずなので、これは「?」と筆者自身も思いますが、まあとにかくここでもう一度「保存先」を選択します。

ちなみに「デバイス」を選ぶとご自分のパソコン内に保存されますが、保存先は「ブラウザの指定ダウンロード先」となります。(クラウドでインターネット上で作成しているので、PC内へ保存する場合にはブラウザの設定によることになるわけです)

マイドキュメント内とか特定のフォルダへ保存したい場合は、一旦ダウンロード先へ保存してからファイルを移動する必要があります。

クラウドでの利用がオススメ

そもそもブラウザ上で動いているツールなので、最終的なデータをクラウドへ置いておくのが自然だろうと筆者は個人的に思っています。

Googleドライブだとドライブ内で自由に作成できる

ちなみに、Googleドライブ内だと「Googleドライブ用のアプリ」として利用できるので、「Googleドライブ内のこのフォルダでデータ作成をしたい」とか「保存するときにGoogleドライブのこのフォルダ内へ保存したい」というのが割合スムーズに行なえます。

完成したらPDFなどへ変換

機能としては、作図したものを様々な形式のファイルへ変換(エクスポート)する機能が備わっています。PDFファイルへの変換も出来ますので、完成した図や資料を第三者の方へ渡す・見せる場合にはPDF変換すると良いかも知れません。

さて、今回の解説はここまでです。次回は少し具体的なアプリの操作方法などに進もうと思います。ご期待ください。

※なお、記事掲載後に気づいたのですが、ブラウザ「GoogleChrome」をインストールしてあるパソコンなら、「デスクトップアプリ」として取得・インストールして使えるようです。

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