Excelのセルに入力された「全角英数字」を「半角英数字」に変換する関数の解説。
全角・半角の違い
まずは図のExcel画像を御覧ください。2行目と3行目に入力されている郵便番号・住所・電話・英名は、内容的にはすべて同じものです。
けれども、2行目は数字・アルファベットがすべて「全角」文字に、3行目は全て「半角文字」になっているため、見た目としては随分違ったものになってしまっていますね。
全角・半角の違いはこんな風にデータを整える・書式を整える際に結構気になる部分です。
全角を半角に変換する「ASC」関数
こういった「全角の数字とアルファベット」を「半角文字」に変換してくれるのが「ASC関数」です。
図のように、「ASC」と関数を指定して、変換したいセルを指定します。
変換結果
関数を利用して変換したセルは図のように数字がすべて半角になっています。
アルファベットも変換
もうひとつ、「英名」のセルのように、数字だけでなく「全角のアルファベット」も半角のアルファベットへ変換してくれます。
元のデータが半角になるわけではないのでご注意
Excelで入力した文字を後から半角に統一したい、という場合に使えるASC関数。データを整えるという点では非常に便利な関数です。
ただしご注意を!
関数は「参照したセルの内容を、ルールに従って変換して表示する」だけのものです。元のセルのデータが「半角」に変わるわけではアリませんのでご注意ください。上図の例では郵便番号も英名も、元の2行目のデータは全角のまま、ですよね。こんな風に、関数というのは「もともとのデータそのものを変更してしまう」わけではありません。
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