InternetExplorerで開く

弊社では以前より「ブラウザを始めとするIT機器やアプリは、極力最新版のものを利用するのが良い」とお伝えしてきました。この記事を書いている時点でもそれは全く変わりません。よほど大きなリスクが無い限り、最新版のITツールを使うのが最も良いと考えています。

ただ、現実には残念ながら、この記事掲載時点の2021年7月19日でも未だに「InternetExplorerでなければ動作しない」というような非常に不親切なWebアプリやネットサービスが存在しています。そういう場合に、敢えてInternetExplorerを利用してWebアプリやネットサービスへアクセスするのにはどうすればよいか?その方法を解説します。

IEで開いても強制的にEdgeで開かれてしまう

InternetExplorerでなければ対応していません、というようなWebアプリやネットサービスを、InternetExplorerで開いたら、なぜかすぐ閉じられてしまい、そのサイト(URL)がEdgeで開かれてしまう・・・という症状でお困りの方が少なからずいらっしゃると思います。そういう場合には、MicrosoftEdgeの設定を以下のように変更していただくことで、強制的にEdgeで開かれてしまうのを防ぐことが出来ます。

Edgeの設定画面を開く

図のように、MicrosoftEdgeを立ち上げて画面右上の「・・・」マークをクリックし「設定」をクリックします。

(このとき、Edgeで開いているWebページは何のページでも構いません。問題になっているWebアプリやWebサービスのページでなくても、YahooでもGoogleでも、自分の会社のホームページでも構いません)

既定のブラウザー

設定画面から「既定のブラウザー」を選択します。

InternetExplorerの互換性

図のように「InternetExplorerにMicrosoftEdgeでサイトを開かせる」という項目がありますので、この項目の選択を「なし」に変更します。

InternetExplorerでページを開いて再確認

上記の設定を終えたら、MicrosoftEdgeとInternetExplorerをそれぞれ一旦閉じて、あらためてInternetExplorerで目的のページを開いてみてください。

今度はEdgeに切り替わらずにInternetExplorerで開けることと思います。

あくまで一時的な経過措置

上記の設定で、取り敢えず「InternetExplorerでなければ対応していません」というWebアプリやWebサービスを開くことが出来るようにはなります。

ただ、これはあくまで一時的な措置です。この設定方法が今後ずっと有効に機能するとは限りませんので、くれぐれもご注意ください。

また、今後Windows11のリリースやその他様々なWeb・インターネット環境の変化で、InternetExplorerでしか対応していないアプリやサービスは、利用がどんどん制限されていくことになると思います。

業務で必要なWebアプリやサービスでどうしても利用を辞めるわけには行かない、という場合には、提供元の業者やソフトウェア会社へ、「InternetExplorer以外のブラウザで対応できるように設計を直してくれ」と強く要望するようにオススメします。

 

 

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