Gmailにすると何が良くて何が良くないのか?

Googleのメールサービス「Gmail(Gメール)」。利用した場合のメリット・デメリット

Gmailって?

検索サイト(検索エンジン)で知られるGoogleが提供するメールサービスでいわゆる「Webメール」というものです。基本的に無料で登録・利用することが出来ます。最近ではAndroidスマートフォンを使う方が増えたこともあって、Gmailを手軽に使う方も増えてきましたね。

けれども、単に「スマホ用のメールアドレス」というだけでなく、ちゃんとビジネスに使おうと思えば大いに利用価値のあるメールサービスです。このページでは、「これまで使っていたメールアドレスをGmailにした場合のメリット・デメリット」をご紹介します。

Gmailにするメリット

容量が大きい

Gmailで使える自分のメールサーバーの容量は最大で15GBもの容量があります。いわゆる「プロバイダのメール」では、2GB~5GBくらいがせいぜいで、プロバイダーによってはいまだに数百MB程度しか容量がない場合もあります。その点を比べると最大15GBという容量は圧倒的です。
(実際にはGoogleの他のサービス、例えば写真の保存容量なども含めて15GBです。それで「最大」と表現しています)

フィルタ・検索などが非常に秀逸

インターネット検索最大手というメリットを活かした「過去のメールの検索」や「迷惑メールの自動削除」など、痒いところに手が届く便利さ加減が秀逸です。

どの端末からでも同じ内容を確認できる

ネットにつながっているパソコン・スマートフォン・タブレットなど、どの端末からでもGメールアドレスとパスワードを設定すれば、同じ内容を確認できるというのもビジネス利用では非常に強力な機能です。一般的なプロバイダーメールなどでは「POP方式」でのメール利用がほとんどなので、「パソコンから送ったメールの内容を、スマートフォンで確認する」ということは出来ないことが多いのですが、Gmailではこれが全く問題なく出来るのも大きな魅力。

これまでのメールアドレスを使える

使っているのはGmail、なんだけど、そのGmailアドレスで元のメールアドレスを使える・・・つまり、元のメールアドレスへ届いたメールをGmailで確認できるし、また元のメールアドレスで送信したい場合もGmail上から出来る・・・という機能も設定することが出来ます。これまでのメールアドレスを変更したくない、変更できない事情があるという方には非常にありがたい機能です。

スレッド別にまとまる

元のメールに「返信」「返信」でやりとりを続けると、それら一連の返信メールはひとまとまりにまとまって表示されます。複数の案件をやりとりしていたり、メールでの連絡が数日~数週間に渡る場合など、一連のやりとりがひとまとまりになっているというのは、ちょっとしたことだけれど仕事上非常に便利で強力な機能です。

Gmailにするデメリット

あまり思いつきませんが、敢えて言うと以下の様な点が挙げられます。

元のメールアドレスでの受信タイミングが遅い

Gmailで元々の別メールアドレス宛のメール受信が出来る、とメリットの欄で挙げましたが、この「元アドレスのメール受信」が、若干タイミングが遅いのが難点といえば難点です。私の経験では、普通送られてから数秒~数十秒で受信できるのが、Gmailで別メールアドレスの受信をしようとすると数分かかってしまうことがあります。メールの受信に秒単位・分単位でのシビアなタイミングを求める方には不向きかもしれません。

exeファイル(実行ファイル)を添付できない

めったにあることではないので問題ないと思いますが、「実行形式のファイル」つまりexeファイルはメールに添付できません。

メールソフトへ設定すると動きが重いことも

Outlook、Thunderbird、WindowsLiveMailなどいわゆる「メールソフト」へGmailの設定をすることもできますが、メールソフトへGmailの設定をした場合、ブラウザから確認する(Webメールですから、基本はブラウザで確認するほうが良いでしょう)のに比べて、メールの受信一覧を確認したり送信したりするのに動作が重くなることが多々あります。

無料版のGmailで十分OK

少し踏み込んで使いたい場合に有料版を

ひとりで仕事をしている、ひとりで事業・商売をしているという方の場合には、無料版のGmailの利用で十分ビジネス活用が出来ると思います。Gmailには(というかGoogleサービスには)GoogleAppsという有料版(ビジネス版)もありますが、わざわざこっちを選んでオカネ払う必要はないんじゃないかな?と・・・

ただ、少し踏み込んでGmail以外のサービスも活用したいとか、あるいは会社組織で利用したい(複数のスタッフで連携してGoogleサービスを活用したいなど)という場合には、有料版を使うことを検討しても良いかもしれません。

ウチの場合はどうなんだろう?無料でイケるかな?それとも有料版まで踏み込んだ方が良いかな?とご判断に迷う方はお気軽にご相談ください。

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