メールのセキュリティ対策

小さな会社・小さなお店・個人事業主の皆様向け、「今すぐできるメールのセキュリティ対策」解説記事。

メールのセキュリティリスク、何がコワい?

ウィルスを仕込まれる

メールの添付ファイルなどに、ウィルスを含むデータを添付されて送りつけられる、というリスクがあります。うっかりウィルスの含まれた添付ファイルをクリックして開いたり、保存してしまったりすると、その途端にウィルス感染・・・という怖さ。

  • パソコンや端末そのものが壊される・起動しなくなる
  • 開いたパソコン内のデータを消去される
  • データを盗まれる
  • 自分のパソコンや端末から、ウィルスの含まれたメールが発信される(自分が「加害者」になってしまう)

詐欺サイトなどへ誘導されてしまう

「顧客情報が漏洩した恐れがあります。大変申し訳ありませんが、あなたのアカウントのパスワードを今すぐ変更してください。パスワードの変更はこちら」のようなメールに騙されて、詐欺サイトへ誘導されてしまう・・・という怖さ

  • 詐欺サイトで、本物のユーザー名とパスワードを抜き取られてしまい、そのユーザー名とパスワードが悪用される

他にも色々・・

セキュリティのリスクは挙げ始めるとキリがありません。上記のようなリスクだけではなく様々あるのですが、とりあえず今すぐ、という点では上記2つのリスクに対して対策をするようにしましょう。

どんな対策をすればイイ?

不用意に添付ファイルを開いたり保存しない

WordやExcelなどのOfficeファイルにウィルスや不正なマクロが仕込まれていて、それをうっかりクリックしてしまった・・・というような事例が多発しているようです。まずは、「メールに添付ファイルがついていても、不用意に開いたり保存しない」という習慣を付けておきましょう。

たとえ取引先や知り合いからのメールであっても、ナンの意味があるのか分からないWordやExcelなどの添付ファイルは絶対に開かないように、というくらいの習慣を付けておきましょう。

案内や誘導は絶対にクリックしない

メール本文の中の案内や誘導は絶対にクリックしないようにしましょう。例えば「Amazonから来た」らしきメールで「パスワードを今すぐ変更してください、変更はこちらから」というようなメールだったとしても、いったんメールは削除し無視してください。(メール本文に書かれている案内や「こちら」というようなものは、クリックして移動した先のWebページが詐欺サイトだという危険性があります)

その上で、インターネット検索でAmazonを検索して正式なサイトへアクセスした上で、パスワードの変更なり何らかの更新なりをするようにしましょう。

アドレス帳の不要なアドレスは削除しておく

多少面倒でも、メールアドレス帳に登録してある相手アドレスをひとつひとつ確認し、「もう使っていない」「この人は随分前にこの会社を辞めたはず」というような不必要なアドレスは削除するようにしておきましょう。

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