ホームページ活用の時間差について知っておこう

小さな会社のホームページ運用解説、第2回目。今回も基礎知識編です。具体的なテクニックや手法は第3回目からとなりますが、ぜひ第1回目と第2回目の知識解説には目を通しておいてください。

ホームページ活用には時間差が生じる

どんな業務にも言えることですが、ことホームページ活用(Web活用)では、ホームページの制作や運用作業と実際の効果が出るまでの間にかなりの時間差が生じます。

まずは図を御覧ください。

ホームページを「作っている」時点では、インターネット上でも実商売上でもホームページが何か効果を出すということはまずありません(当然ですね、出来上がっていない=まだ存在していないんですから)。

で、結構多くの方が考え違いをされているのが「完成して、告知・宣伝をしたらすぐに成果が出るんだろう」という部分。ここが「Web活用・ホームページ活用に取り組んでもなかなか上手くいかない」ケースの大きな間違い。

図でも分かるように、「運用のための作業」が完了して「ネット上で効果が出始める(アクセス数が伸びるとか検索上位に上がってくるなど)」のには、そもそもいくらかの時間差が生じます。初めて作ったホームページの場合、完成してそれを宣伝・告知して、それがネット上のアクセス数に反映されるようになるのには、数週間~長い場合は数ヶ月・半年くらいかかる場合もあります。

で、ネット上の効果が「実商売」に効果として表れるのも、さらにそこからいくらかの時間差がかかります。

商売に活用するなら「数ヶ月前」からスタートしましょう

このように、ホームページの作成・運用が効果を出し始めるのは、「完成してから数ヶ月後」くらいを目安にしておくべきです。逆に言うと、「実商売での成果を上げるのにホームページを活用しようというのなら、実際の商売のタイミングより数ヶ月前に運用しておきましょう」ということ。

例えば、7月初旬からお店で何らかのキャンペーン・セールを行うのにあたって、それをホームページ上で宣伝して効果を出したいのなら、4月とか5月には「ホームページ上にもう掲載されている」という状態になっている必要がある、ということです。

要注意!効果が落ちるのも時間差

先程の図でひとつ注意していただきたいのは、「ホームページ上での更新や情報発信作業をやめたりサボったりしてしまうと、その効果も数カ月後に表れる」という点。

つまり、今手を抜くとだいぶ先になってマズいことになるというわけです。

こういう意味においても、ホームページの活用・Webの活用は、「一時的に頑張って、あとはやらない」ということにしないように、心して取り組む必要があります。

 

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