Windows10には一つのパソコンで複数のデスクトップ画面を切り替えるという「仮想デスクトップ機能」があります。

仮想デスクトップ?

これまでのWindowsパソコンでは「1台のパソコンでは1つのデスクトップ」という仕様でした。(ディスプレイを2つあるいはそれ以上用意してマルチディスプレイにする、ということはありました。けれどもそれは「複数のディスプレイで一つのデスクトップの表示範囲を広げる」というだけの話。デスクトップが一つしかないことには変わりありませんでした。

Windows10では、「仮想デスクトップ」という機能が新たに加わり、「一つのパソコンで複数のデスクトップ画面を切り替えて使う」ということが出来るようになっています。

ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。とにかく操作方法や実際の画面を御覧いただきながらどんなものか見てみましょう。

デスクトップの追加

img01 170821win10desktopWindows10のデスクトップ画面、タスクバーの左下の当たりにウィンドウの切り替えボタンがあります。

ココをクリックします。

img02 170821win10desktop図のように、デスクトップ上でやっていた作業ウィンドウが並びます。(この表示機能はこれまでのWindowsにもあった機能です)

この画面の右下「新しいデスクトップ」というマークをクリックします。

img03 170821win10desktopすると、図のように画面下の方に、デスクトップ画面が2つ現れます。(図では画面が2つ出ていて、左側がこれまで使っていたデスクトップ画面、右側が新たにできたデスクトップ画面です)。

右側の画面(右側のデスクトップ上)では、まだ何も作業していません。
なので当然、画面上には何もアプリが表示されていません。

が、左側の既存のデスクトップでは、Yahoo画面とWord画面を開いていたので、その様子が表示されます。

デスクトップ画面の切り替え方

上記の「新しいデスクトップを追加」画面で、使いたいデスクトップ画面をマウスでクリックすれば、そちらのデスクトップが実際のディスプレイ上に表示されます。
その後、デスクトップを切り替えたい時には、画面左下の「ウィンドウ切り替えボタン」をクリックして切り替えることが出来ます。

img04 170821win10desktopただ、実際にはキーボードの操作で切り替えるほうが遥かに簡単で素早く切り替えられます。
図のように、キーボードの「Ctrl」キーと「Windowキー」と、「左あるいは右矢印キー」を同時に押すことで、複数のデスクトップ画面を切り替えることが出来ます。

どういう時に使う?何が便利?

それはわかったけど、デスクトップの切り替え(仮想デスクトップ)って、どういう時に使うの?という方も多いでしょう。そこで、こんな比較をしてみました。

デスクトップ1つで複数ウィンドウを切り替える場合と、デスクトップを2つ使い分ける場合とでの違い

デスクトップ1つで複数ウィンドウを切り替える場合

  • 一つの画面上でWordとインターネット、メール、会計ソフトなどを同時に立ち上げ、切り替えて使うことが出来る
  • 画面はあくまで一つ。
  • なので切り替える時には「今使ってるソフト(例えばWord)を最小化して、次に使いたいソフト(例えばインターネット)を最大化する、というステップが必要

デスクトップを2つ以上使い分ける場合

  • 複数のアプリを、ひとつひとつそれぞれのデスクトップで最大化して使い分けることが可能
  • 例えば「会計・経理業務」をしている時に、途中でメールを確認しなければならなくなったという場合。
  • 会計・経理業務を閉じたり最小化することなく、デスクトップの切り替えだけでメール画面を表示できる

まあ、使い方によってウィンドウの切り替えでもなんとかなるっちゃあ何とかなりますが。

ちなみに弊社での場合

弊社では、この仮想デスクトップでこういう風に切り替えをしています。

  • 会計・給与計算をする場合には、新たにデスクトップを追加して専用画面に見立てる。
  • メールは、独立したデスクトップ画面をもう一つ作り、確認・編集・返信する時はこの画面に切り替える
  • それ以外の作業でもう一つデスクトップ画面をつくり、メインの作業はココで行う

こうすることによって、メールの着信に集中力を削がれたり、たまたま立ち上げたブラウザにFacebookやツイッターの画面があって何の気なしに見てしまったり、ということによる作業効率の低下が結構防げます。(メール、SNSは意図的に切り替えないと見られないように自分で制御しているため)

皆さんも、使い方を工夫してみてはいかがでしょうか?

ご注意!

このページでは「デスクトップ画面を複数使い分ける」という機能を解説いたしました。
この解説を読んで、「もしかしたら1台のパソコンで複数の人が、複数のデスクトップをそれぞれ使い分けられるんじゃない?」と想像した方がいるかもしれません。そうすれば、1台のパソコンを複数の人が使えますもん、ね。

けれども、そういう機能ではありません。
Windows10の仮想デスクトップ、画面は複数同時に立ち上げて切り替えられても、使うユーザーはあくまで一人だけです。そこのところを理解し間違いのないようご注意ください。