Gmailのアドレス設定を利用したちょっとしたセキュリティ対策・・・けど結構強力

Gmailアドレスのあまり知られていない応用設定

img01 170730gmailaddressあまり知られていないようなのですが、Gmailのアドレスには、以下のような特長というか性質というか、応用するのにとてもありがたい設定方法があります。
例えば「このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。」というGメールアドレスを使っていたとして、アカウントつまり「abc123」の部分を「abc123+kissy」と変更しても、おなじGmailアドレスだと解釈してくれる、というものです。

具体的な例でご説明しましょう。

弊社(=岸本)のメールアドレスは
このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
です。(ドメインつまり@の右側が「kspc-biz.com」となっていますが、ここは「gmail.com」と置き換えて読んでいただければ結構です。)
このメールアドレスへメールが送られれば、当然私どもで受信することが出来ます。

このあどれすを、仮に以下のように表記したとしましょう。
このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

@の右側が「kishimoto」ではなく「kishimoto+Private」となっているので、別のメールアドレスのように見えますが、このアドレス宛にメールを送られた場合でも、実際には「このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。」へ送り届けられる、というわけです。
つまり、左側のアカウントの「+~」以下は送る時は無視されるというわけです。

ところが、受信した私の方のメールにはきちんと「このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。」宛に送られている、ということが表記されるのです。

一つのメールアドレスで、いくつもの「別メールアドレス」を作り出せる

つまり、Gmailではこの性質を応用することで、「ひとつのメールアドレスでいくつもの別メールアドレスを作り出せる」というわけです。
この「一つのアドレスでいくつもの別アドレス(→といっても実際には全て元の一つのアドレスに集約されるんですが)を設定できる」ということを利用して、ちょっとしたセキュリティ対策をすることが出来ます。

登録メールアドレスをサービス別に全て異なるものにできる

インターネット上の様々なサービスは「ユーザー名、パスワード、メールアドレス」などを登録して利用します。
昨今のセキュリティ事情から、「ユーザー名、パスワードはすべてのサービスで異なるものにしたほうが良い」と強く推奨されていますが、サービスごとにいちいち別メールアドレスを取得して使い分けるというわけにも行きませんね。

ところが、Gmailアドレスの応用でいくつも別アドレスを使い分ける事ができれば、「利用している全てのインターネットサービス毎に異なるメールアドレスを登録しておくことが出来る」というわけです。

これ、ちょっとしたことのようで実は非常に強力なセキュリティ対策のひとつになります。というのも

ユーザー名、パスワード、メールアドレスの組み合わせが複雑化する

ネット利用していてコワいことの一つに「異なるサービスでメールアドレスやユーザー名が同一になっていて、ひとつが漏洩すると全部危険にさらされてしまう」というもの。
パスワードは全てのサービスで違うものを設定していても、メールアドレスが全部同じというのではやはり不安が残るものです。
それを、このノウハウの利用で「登録メールアドレスも全て異なるものに設定できる」というわけですから、これは相当なセキュリティ対策のひとつになります。
(ユーザー名、パスワードの確認の際に「登録しているメールアドレスを入力してください」と聞かれることが非常に多いですよね。その時にサービスごとにメールアドレスが違っているのは第三者による不正なアクセスの防止に役立ちます)

万が一のときに漏洩元を特定できる

全てのサービスで異なるメールアドレスを設定していれば、何らかのトラブルで情報が漏洩したという場合にも、どのサービスの情報が漏洩したのか特定できます。

例えば「ABCフリー画像ダウンロードサービス」というサービスに「このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。」というアドレスで登録をしていたとして、もし仮にABCフリー画像ダウンロードサービス以外の業者や相手から「このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。」というアドレスで自分にメールが送られてきた場合には、「ABCフリー画像ダウンロードサービスへ登録してある情報が漏洩した」と特定できるというわけです。

アドレス変更はひとつひとつ手作業で

弊社としては、Gmailをお使いの方にこの方法でのセキュリティ対策は強くオススメします。
ただ各サービスへ登録してあるメールアドレスの変更は、ひとつひとつご自分の手作業でしていく必要があります。
例えば、「楽天」「Amazon」「Facebook」などへ登録してある場合、登録メールアドレスの変更は必ずひとつひとつやっていく必要があります。
ネットサービスをたくさん利用している方にとっては、手間のかかる面倒な作業になりますが、たくさん利用している人であればあるほど、ぜひとも取り組んでいただきたいです。

Gmailをメインメールに使っているのであれば、まさしく「無料でできる」非常に強力なセキュリティ対策となりえますので、ね。