それぞれの分野や業種で事業を営み、活躍している(あるいはこれからしていこうと目指している)方へお伝えしておきたいこと

何も経験のないところからの独立・開業

プライベートで訪れたあるペンションのオーナーさんにお話を伺いました。
そのペンションは訪れたお客様の殆どの方から絶賛の最上級の評価を受けていて、リピーターのお客様も非常に多いとのこと。

その魅力や実績はどこから来るのだろうか?と思いお伺いしたお話の中に、決定的なヒントがありました。

このペンションのオーナーさん、年齢は多分50代後半~60代くらいの方。ペンションを開業してまだ2年しか経っていないとのことなんですが、開業前は全く別のお仕事(サラリーマン)をされていて、ペンション経営はもちろんのこと、ご自分で料理をしたことすらなかったのだそうです。

その「全くなにもないところから」の独立・開業の経緯や苦労話もさることながら、私のある質問に答えてくださった話が、「これは他のどんな業種・どんな分野でも見習うべきことだ!」と感銘を受けました。

日々の料理のバリエーションは、どうやって考え出すのですか?

いくら開業・独立のために料理教室に通い、一生懸命料理の腕を磨いているとはいっても、リピーターさんも多く連泊される方も多いという環境の中にあって料理のバリエーションを考えだすのは至難の業だろう?と、思い切ってこの質問をしてみたところ、すぐにこう答えてくれました。

もちろん、色んなものを参考にしています。
人気のレストランやカフェなんかは出来る限り行って実際に食べて見るし、料理に関する評価の高い本や雑誌は全部片っ端から読んでいます。
ひとつの料理を考えだした後も、それをこうやってアレンジしよう、ああやって直そうと四六時中考えています。

・・・なんか、文章に起こすと何の事はない当たり前のように聞こえますが、これって本当にやろうとしたらものすごく大変な努力です。
世の中に出ている料理本や料理雑誌なんて、毎月何十冊と出ているのに、それを片っ端から全部チェックするなんて・・・(@_@)!

ちなみにこのオーナーさん、毎月2回、片道4時間近くかけて都内のかなりレベルの高い料理教室へ通い、その上料理とは別に「写真の撮り方教室(ペンションのホームページのために)」にも、同じく片道4時間近くかけて都内へ通っているのだそうです。
さらに言うと、このペンションを運営しているのはこのオーナーさんたったおひとり(@_@)!
スタッフは雇ってなくて、全部自分で・・・つまりお部屋の片付けや掃除、食材の仕入からホームページの更新、チラシづくり、地元の会合への出席、勉強会や教室への参加・・・全部ひとりでやってるんだそうです。

そんな中での「自分の専門分野の情報は、片っ端から取り入れて必要なものを取捨選択する」という姿勢。

これが「好きでやってる」「何となく出来た気になってる」素人と「その道を極めようとしているプロ」との違いなんだな、とつくづく感銘を受けました。

50代も過ぎた年齢で全く何も経験のないところから始めて、全て自分一人でやる・・・企業経営という観点からはそれが全て見習うべきお手本とは言えないかもしれません。

けれども、「絶対に譲ることの出来ないこと・もの・分野」については、ありとあらゆる方法・全力でスキルアップ・情報や知識の獲得をするというのは、これからの事業経営者、とくに小さなお店・小さな会社をやっていこうと言う方には絶対に必要なことではないでしょうか?

もちろん、私ども岸本ビジネスサポートも見習って精進したいと思っています。

「小さな会社・小さなお店に必要な経営ノウハウとITノウハウのことは、誰よりも私どもが一番広く深く知見を持っていて、お役に立つことが出来る」

そういう専門家を目指そうと思っています。